Coaching Potential

将来の出来事を今体験する

先日私が受けたコーチングセッションで、 “3年後のビジョン”について話しました。

以前このブログでも書きましたが、2年ほど前に作ったビジョンは「私は幾つになっても自分がどうなるかわからないという可能性を楽しむミラーボール」でした。何か一つの目標を作るよりも、色々な経験を楽しみたいという私にはこのビジョンはとてもシックリときて今でも大事にしています。一方で、3年という少し現実的な未来に向けてのビジョンはどんなものになるかと思い考えてみました。

実は私ずっと若い頃からヨーロッパに一年住みたいという夢を持っていたのですが、段々大人になってきて(笑)いつやるの?今でしょう?という年齢になってきたので、これをビジョンにしたらどうかと思い3年後は「ヨーロッパに行く」と口にしてみました。

そのためにはどういう準備がいるだろう、という話をしているうちに「3年後にヨーロッパに行く」ではなく「3年後にヨーロッパにいる」と言い換えたらどうだろう、とフト思いました。そしたらびっくり、全然気持ちが違うんですね。

パリのヴォージュ広場
昔は貴族の館だったパリの美術館

「ヨーロッパに行く」だとハードルが高いのですが「ヨーロッパにいる」だともう現実として捉えられる感じ。行く準備を考えるよりも、行って何をしよう?と発想が全く変わりました。そして大いにエネルギーが湧いてきました。

 私もよく研修では参加者に「ビジョンは現在形で書きましょう」と言っているのです。現在形で書くことで、それが自分にとってどれくらいやりたいことなのか、そのビジョンにコミットする気持ちがあるのかということが確認できるから、と。

 実際に自分で現在形で書く、それももうそれが起こっている様に言葉にすることのパワーを自分でまざまざと感じました。もう一気に未来を現実に引き寄せた感じ。3年後のビジョンが叶った時に何をしていたいか、どの様な場所でどの様な表情でどの様な人と一緒にいたいのかがより解像度を上げて感じられ、現実感が湧きました!

 これで自信を持ってクライアントさんにもビジョンを現在形で書くことをお勧めしたいと思います。