Coaching Potential

人生初めての体験

大袈裟なタイトルですが、先日初めて落語の寄席に行ってきました。落語が面白いという話は漏れ聞いていましたが、なかなか機会がなかったところコーチ仲間が長年の落語ファンだということがわかり、連れていってもらいました。

開演時間が12時半で終演時間が16時と聞き、そんな長い時間ずっと落語を聞いているのか、正直飽きてしまわないだろうかという少しの不安と共に、未知の世界にワクワクドキドキしながら行ってきました。

結果面白かったー!!前座の前座から始まり、最初の方の方は15分か20分くらいの出番で入れ替わり、落語だけではなくマジックや大道芸と色々な演目があり、飽きることは全くありませんでした。これだけ楽しめて入場料3,000円なんて安すぎると思ったくらいです。

一緒に連れて行ってくれた人が、前座の人と真打ちの人の芸は全く違うのでどこが違うのかを見るのも楽しいと言ってましたが、まさにその通り。間の取り方や強弱の付け方の熟練度はもちろん違うのですが、ベテランになればなるほど、その人らしさとか“味”のようなものが感じられます。その「味」は人によって全く違うのですが、私が聞いた会は割と飄々とした感じの落語家さんが多かった気がします。

なんでもコーチングと結びつけてしまいますが、コーチも最終的にはプレゼンスと言われるその人の存在感がとても重要です。同じ質問でも、その質問を発するコーチのプレゼンスが違うことで、聞かれた方も自分の脳や心の違った部分が刺激され、違ったと答えが出てくる可能性があります。同じ演目を違う噺家さんが話すと違った印象を持つかもしれませんね。

「人生初めての体験」というタイトルにしましたが、私にとっては、今まで体験したことがない事を体験することは大きなエネルギーにつながります。自分が知らない世界がこんなにあるんだと知ることで、自分の可能性も広がっていく気がします。今回も落語という新しい世界に触れることで、一日楽しい時間を過ごせたことももちろん、これからは落語関係の記事や本にも目を向けたくなるでしょう。そして何回か通ったら落語好きな人と少しは話が通じるようにもなるでしょう。

 以前の投稿でも書きましたが私のビジョンでは「幾つになっても自分がどうなるかわからないという可能性を楽しむミラーボール」です。一見バラバラに見える私の体験がどこかでふとつながる事を楽しみに、これからも人生初体験を重ねていきたいと思います。